物件の資料を入手しその中に現地を見てみたい物件を決めたら、いよいよ、実際に物件を見に行くわけですが、少しでも気になる物件は必ず実際に見学しましょう!
1)物件を探している地域の土地の価格の相場や、
2)建物のバリエーションなどを把握する為に、
物件はなるべく多く見て下さい。
まずは現状を把握する!コレが大事です。
そして最終的には、”85~90%以上気に入る物件を見つける!”
コレが目標です。
ただ、漠然と片端から見るのではなく、『今日はこれを目標に見よう』 と言う具合に目的を決めて見に行きます。
実際にはこんな感じで見に行きます。
1.まず家の種類(戸建やマンションなど)が複数ある場合は、予算に幅を持たせて買いたいエリアの物件を見る。
2.買いたいエリアの買いたい価格帯の物件を絞って見る。
3.希望価格・エリアの変更が無ければ、もう一度、第二回目と同じ条件で違う物件を見る。気に入ったのが無ければ、新しい物件が出るまで根気よく待つ。
4.新しい物件が出たらスグ見に行く。
以上の様に進めます。
具体的に言いますと・・・。
まず予算に縛られず、買いたいエリアの物件を見る。
既に、大体の予算は決まっていても、ひとまず予算の事を考えずに各価格帯ごとに、何件かずつ見て回りましょう。
例えば… 3000万円台・4000万円台・5000万円台という具合に 最終的に買うか、買わないか、買えるか、買えないかは別として、 まず現在のお家事情を知っておく事が大事です。
まず、全体を把握してから攻めるのです。
何事も最初が肝心です。
と言っても、一回(1日で数件)見れば充分です。
これは、全体の相場をつかむ為にする事で、余計な迷いを無くす効果もあります。
『へぇー・これくらいの価格だとこういうのが買えるんだぁ』とか『やっぱり、ケチったらこんなもんかぁ』という位の事が把握出来れば十分です。
もともとこの日は、買おうと思って行って無いわけですから、結構気楽に楽しめると思います。
そして家に帰ったら、予算の決め直しをしなくて良いか否かを話し合ってみて下さい。
第二回目以降、何回か見に行っているうちに、 相場も現実も大体分かって来ますので、アナタの気に入った“ゆとり”の家が見つかります。
もし、見つからない場合は、自分が探している家(物件)は実際に有るのか、無いのか、それとも有ってもおかしくは無いけど、タイミングの問題で今はないだけなのか?
不動産業者に聞いてこれを見極める事です。
100%の物件はナイです!!
当たり前の話ですが、どうしても完璧な物件をどこまでも追い求めてしまいがちです。
別の言い方をすると、 どの家(物件)でも、
必ず “良いところ”、“悪いところ” が有るという事です。
“良いところ” とは ・・・、日当たりが良い ・駅から近い ・広い
“悪いところ” とは ・・・、日当たりが悪い ・駅から遠い ・道路が狭い などなど…。
従いまして、上手に家を見るには、必ずその家の “良いところ” “悪いところ” を、ハッキリと見極めるのがポイントです。
ただ漠然と雰囲気だけで見ていてはダメです。
もし、アナタが “良いところ” “悪いところ” を見つけられなければ、一緒に行ってる不動産業者に聞いてみて下さい。
『なんでこの家はこの価格なのか?』 と。
良いところも、悪いところも有ってその価格になっているハズですから、単刀直入に聞いてみて下さい。
もし、それが答えられないような営業マンは 『知識』 という面でかなり頼りないという事になります。
営業マンの能力測定も兼ねて必ず聞いてみて下さい。
そして自分で物件に評価点を付けてください。
何度も言いますが“100%の物件はナイ!”です。
ですが、 他人にとっては80%だけど、自分にとって90%だったら良いって事になります。
アナタが大体85%~90%満足できる家だと思ったら、 その物件はハッキリ言って“買い”です。
一般的な人が80%だと思う物件は、80%の価格が付いているもんです。という事は・・・、
アナタが90%満足出来る物件を80%の価格で買える!
という事になります。
ですから、 まずその物件の“良いところ”、“悪いところ”を見つける事が重要になってきます。
その悪いところが、アナタにとって“悪いところ”でなければ良いわけです。
また、物件を見るときは比較をしながら見て下さい。
『価格が同じなら、さっきの物件よりこっちの物件の方が良いよね』 とか、『こんなに価格が高いのに、そんなに良くないからさっきの物件の方が安くて良いよね』 と言う具合に見ていってください。
実はこれが一番分かりやすいのです。
何件も見て行くと、だんだん忘れていく事もあります。
ですから、物件に順位を付けながら見ていって下さい。
価格もそんなに、バラバラではないはずですから『こっちより、そっちが良い』ってやっていけば、 わりと“カンタン”に順位はつけられます。
一緒に行っている不動産業者の話も聞きながら見ていけば、アナタが気付かない事なども、気付いて教えてくれますから、決して難しい事ではないです。
価格に対しても満足度が高く、しかも見た中では一番良い!
これを、いかに上手に見つけるかに勝負はかかってきます。
不動産はどんな物件でも、必ずその価格には意味があります。
カンタンに言うと、『良い物件は高く、悪い物件は安く』となっています。
反対に言いますと“掘り出しもの”、“お買い得商品” は基本的には無いです。
という事はつまり、アナタが何件(同じ価格帯、同じエリアで5件以上)見ても、気に入る物件が見つけられない場合は…“求めている物件はもっと上の価格にある!”と言う事になります。
現実には有り得ない物件を探していては、 いつまでたっても気に入った家を見つける事は出来ません。
当たり前の事ですが、稀にこういう方がいらっしゃいます。
こうなってしまっては、ありえない物件を探しているわけですので 家は買えません。 では、なぜこうなってしまうのでしょうか?
それは100%の物件を探し続けているからです。
『やっぱりこの前に見た家が良かった』 と思っても、 家は車と違って同じ物は2つとありません。ですので後悔をしない為には、 アナタがが85%~90%以上良いと思う物件は、ご自分で掴み取って下さい。
“買おうと思った時には他の人に買われていた” という事がよくあります。
85~90%以上気に入る物件が見つかったら、
第六チェックポイント通過です。
本日のポイント
1.希望エリアの物件を価格別に見る。
2.希望エリアの相場を把握する。
3.予算の見直しが必要か否かを判断する。
4.各物件の良いところ、悪いところを見極める。
5.85~90%以上気に入る物件を探す
再重要ポイント
100%の物件・掘り出し物は無い!!
100%の物件を求めてはいけない!!