職場と住居が近い「職住近接」を求め、都心部のタワーマンションなどに住居を構える傾向が根強いが、新型コロナ感染拡大で感染防止対策としても「職住近接」が加速しているようです。
東京都以外では、大都市圏の都道府県の閑静な街の人気が高かったです。ただ、企業数が圧倒的に多い東京への一極集中の流れは強いです。今回のコロナ禍を契機に、在宅勤務やテレワークの導入が進んでおり、働き方改革とともに社長の住居志向が変わるか注目されています
全国約390万社を対象に、最も多くの社長が住む街のトップは前回調査に続き東京都「港区赤坂」になります。3,545人で2位以下に大差をつけました。都市型の商業施設を抱え、著名な飲食店も多数ある高級繁華街で、大使館も点在し、大使館員や外資系企業の駐在員も多く住む人気の街です。
2位は、東京都「新宿区西新宿」の2,878人です。新宿駅の西側一帯の地域で、都庁をはじめ高層ビルがそびえ立ち、百貨店や家電量販店などの大型商業施設も隣接し賑わっています。
3位は、東京都「港区六本木」の2,784人です。トップの赤坂と隣接し、外国人にも人気の街です。 前回の調査から上位6位は変動がなかったです。トップ3は、ビジネス(オフィス)、繁華街、高級住宅街など、あらゆる顔を併せ持つ利便性の高い街が選ばれ続けています。
ウォーターフロントが上昇を続ける
10位以内では、「港区芝浦」が2,370人で、前回13位から7位に急上昇しました。かつて工場も多く、ディスコに若者が集う街でも知られたが、市街地再開発で、大きく変貌を遂げています。いまは東京湾の夜景を望める「タワーマンション」や「オフィスビル」が建ち並び、社長の支持を集めています。
11位以下では、オリンピックで整備も進んだ「江東区豊洲」(前回27位→13位)、銀座から近く開発が続く「中央区勝どき」(同22位→14位)がランクアップしています。開発が活発に行われ、「タワーマンション」がひしめくなか、公園や病院、学校、スーパーマーケットなど住みやすい環境が整備されている。都心からも近く、「職住近接」を実現した人気エリアになっています。
一方、「江東区大島」は前回の11位から15位にダウンした。昔から中小・零細規模の企業が多い地域です。また、「世田谷区成城」は15位から21位に下げました。高級住宅街で知られ、落ち着いた環境を好む社長に選ばれてきたが、上位の市区町村の勢いに押された格好です。
昔のイメージですと、高級住宅街の高台の一等に住むのが、社長のステーテスの感じでした。駅から遠いですが、専用の車で迎えに来るので問題ありませんでしたが、今は、すっかり変わってしまい、駅から遠いといろいろと不便なので、駅近かの都心部「タワーマンション」 を選択する傾向にある感じです
今後は、港区でなく、中央区、江東区の湾岸エリアのランキンが多くなる傾向かもしれません。
注目してこらから伸びていくところは、中央区勝どき、江東区有明などが経営者が注目すると思います。
東京湾を一望するときに、こちら側のエリアの方が綺麗見える点も大きいです