ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は、2021年2月から、傘下の福岡、熊本、十八親和の各銀行で取り扱う住宅ローン商品の融資期間を最長40年に延ばすと発表しました。融資期間は、1年単位で設定でき、従来の上限は35年だった。住宅価格の上昇や住宅を購入する(顧客の若年齢化)就職して3年ぐらいでも欲しいというニーズから長期間の融資に需要が集まっており、グループ内で一斉に期間を延ばすことにしました。
3000万円 金利0.5% 35年 77875円
3350万円 金利0.5% 40年 77017円
返済期間が5年延びると、毎月の返済額が同じですと約10%購入金額が増えます。購入者は、物件選択肢が広がるのでメリットになります。ただし、デベロッパー側は、売買金額が延ばせるとなると価格を上げることになるかもしれません。
まだ、一部の地方銀行の取り扱いだけですのご注意が必要ですが、もしニーズが広がれば、メガバンクやネットバンクでも広がれば利用しやすくなります
さらに、金融機関には、様々な規制がございまして、地方銀行は、地方の経済を活性化させるということで県をまたいだ融資は、原則行っておりません。もし東京で不動産を購入したい場合に、このふくおかFGから融資受けられるかというと原則はできません。この融資担当者が、東京の不動産について調査や担保について調査ができないということが理由になります。ただしメガバンクは、どこのおおきな都市には支店があるということで全国での融資は可能です。このあたり、メガバンクと地方銀行との差がございます。最近の住宅ローンのご利用は、ネットバンクから融資を受ける方が多くなっております。
2月1日以降の申し込み分から適用いたします。融資期間が、36年以上の場合は全期間固定型の金利を選べません。全期間固定金利のフラット35はまた、別の金融商品になります。
中古マンションなど集合住宅でも一部制限があります。これは管理体制の内容や修繕積立金が少なすぎるとか、旧耐震構造で現在の建築基準法に適合していないので厳しいとかの問題あります。また築40年以上立っていますと、さらに30年住むと築70年になると本当に建物担保価値は維持、とできるのかという問題です。土地は、一切劣化しませんが建物は、メンテナンスを怠ると劣化が激しいからです。金融機関は、担保にいれてお金を貸しますので、担保については厳しい審査はいたします
利用できる人や融資額の上限、用途などの条件に変更はないといいいます。