(出典 ケン・コーポレーション) みなとみらい21(60・61街区)
ミュージックテラス(Kアリーナプロジェクト)
再開発計画
1983年着工から40年目を迎える横浜「みなとみらい21」地区の都市開発があります。
その道のりは決して順調ではありませんでした。
1993年、高さ296m(2023年3月時点で高さ日本2位)の横浜ランドマークタワー竣工など大型複合開発がいくつかありましたが、2008年のリーマンショックなどの影響で開発は停滞しました。186ヘクタールにも及ぶ広大な埋立地は空き地が目立つ状態が続きます。
そこで2000年代に入り横浜市はみなとみらい進出企業に対し助成制度を設けるなどなどを積極的な企業誘致に動き出します。
2009年日産自動車が都内からみなとみらいに本社を移転しました。その後も徐々に大手企業の本社や研究施設、ホテルなどが立地されました。
さらに2010年代後半〜2023年にかけての短期間で開発が加速していきます。
空き地が目立った「みなとみらい」は、建設中・建設が決定している計画地を除くと空き地がほぼ残っていない状況にまで急速に進みました。
今回は最終局面を迎えた「横浜みなとみらい21」で現在進む5つのプロジェクトのうち 大手不動産会社高級物件を取り扱う「ケン・コーポレーション」が進める大規模複合開発ご紹介いたします
Kアリーナ横浜 (建設中)
「ミュージックテラス」はみなとみらい21地区60・61街区の大規模再開発「Kアリーナプロジェクト」の街区名で、音楽専用アリーナ、ホテル、オフィスで構成される大規模複合施設で、各施設の規模は以下のようになっています。
・Kアリーナ横浜:地上9階、高さ約45m、延床面積約5万4090㎡、座席数20,033席
・ヒルトン横浜:地上26階、地下1階、高さ約100m、延床面積約3万4850㎡、総客室数339室
・Kタワー横浜:地上21階、地下1階、高さ約100m、延床面積約2万9740㎡
全体の規模は敷地面積3万1793.97㎡、延床面積約11万8680㎡、建築主はケン・コーポレーション、設計者は梓設計(代表)、国建、鹿島建設、施工者は鹿島建設で2023年7月竣工予定となっています。各施設の開業予定は「Kタワー横浜」が2023年8月1日、「Kアリーナ横浜」が2023年9月29日、「ヒルトン横浜」が2023年9月24日の開業予定となっています。
「Kアリーナ横浜」
(出典 ケン・コーポレーション)
「Kアリーナ横浜」は地上9階、高さ約45m、延床面積約5万4090㎡、座席数20,033席(13,000席のミドルモードも用意)の音楽専用アリーナで2023年9月29日(金)の開業予定となっています。客席はアリーナと3層構造のスタンド席で構成され、全席がステージ正面を向いた扇形の形状に配置され、全座席にファブリックシートが導入されます。
(令和5年)2023年9月〜12月の間は「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と位置付けられて、多様なジャンルのライブ・コンサートを開催するとともに「ミュージックテラス」の広場を活用した賑わいづくりやコンテンツの発信などオープニングイヤーを盛り上げていきます。公式HPの公演スケジュールはComing Soonとなっており、どのアーティストがこけら落とし公演をするのかはまだ公開されていません。
(出典 ケン・コーポレーション) 館内には横浜の夜景を眺められるバーラウンジが設置されます。
(出典 ケン・コーポレーション)飲食スペース
館内には飲食を楽しめる約400席の大空間ラウンジも設けられ予定で、アリーナ内でも音楽と飲食を同時に堪能できるよう、一部の座席を除くほぼすべての座席にカップホルダーが2個設置されます。ここは安心して飲食ができる座席で素晴らしいです。
売店は全11ヵ所に常設され、施設内外には潤沢なコインロッカースペースが確保されます。また、コインロッカー以外はすべてキャッシュレス化され、現金利用不可となるとのことです。
(出典 ケン・コーポレーション)VIPラウンジ
一般の入場・利用はできないとのことですが「Kアリーナ横浜」の特徴としてVIP専用のラウンジが設けられます。
(出典 ケン・コーポレーション) VIPロビー
(出典 ケン・コーポレーション)VIPロビー
(出典 ケン・コーポレーション)VIP ボックス
このように一般人が利用できないVIP専用エリアを設けて入口から滞在スペースまですべて
高級感を出したこだわりが詰まった音楽アリーナになりそうです
このあたりは、気合が重要だけの不動産会社ではイメージできな高級感とラグジュアリー感だと思います
コミッションのアップサイドだけしか考えたことがない不動産マンにはとてもできないと思います
(出典 ケン・コーポレーション)ミュージックテラス
「Kアリーナ横浜」前には野外ステージもある広場が整備されます。「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」ではこの広場も活用したコンテンツの発信が行われます。
続いて「ヒルトン横浜」について
横浜エリア初進出
(出典 ケン・コーポレーション)ホテルロビー
「ヒルトン横浜」は地上26階、地下1階、高さ約100m、延床面積約3万4850㎡、総客室数339室のホテルで、横浜では初のヒルトンとなります。開業日は(令和5年)2023年9月24日(日)で、2023年4月より宿泊予約の受付開始予定となっています。
ヒルトン・ホテル&リゾーツは1919年創業世界に600軒以上ホテルを展開します
(出典 ケン・コーポレーション)ホテルエントランス
「ヒルトン横浜」は、横浜の街並みを印象付けている建築様式「アール・デコ」のモチーフを現代の横浜に再構築した“YOKOHAMA Deco”がデザインコンセプトとなっており、エントランスは光を反射する白や金、銀、黒というアール・デコの代表的な配色が用いられています。
(出典 ケン・コーポレーション)ゲストルーム
客室は全339室で、アール・デコの特徴的な装飾やデザインを配置しています。また、足下まで全面に広がる窓が備えられます。
不動産投資をされている方は、最新の客室のデザインを見てご自分が部屋を貸す時のイメージに使ってください どういう壁紙を使っているのか床の色とか、カーテンなどいろいろと見ることが最新の情報が入ってきます
(出典 ケン・コーポレーション)カフェ・バーラウンジ
館内にはスペシャリティレストラン、ビュッフェスタイルのオールデイダイニングとカフェ・バーラウンジの3種類のレストラン&バーが開設され、カフェ・バーラウンジには横浜の夜景を背景に天高のボトルタワーがそびえています 大人の社交場に使えるかと思います
(出典 ケン・コーポレーション)エグゼクティブラウンジ
スイートルームなどハイカテゴリーの宿泊者専用のエグゼクティブラウンジが5階に配置されます。ラウンジにはダイニングスペース、ライブラリースペース、テラス席の3つのスペースが用意されます。
横浜駅から徒歩圏内の Kタワー横浜
天井高5.8mの開放的なエントランス
各フロア面積は216〜283坪
(出典 ケン・コーポレーション)オフィースロビー
「Kタワー横浜」は地上21階、地下1階、高さ約100m、延床面積約2万9740㎡のオフィスビルで2023年8月1日(火)の入居開始予定となっています。オフィスフロアは3~21階に位置しており、現在建設中の跨線橋を使えば横浜駅まで道路を通ることなくアクセス可能となります。
16階以上はタワーパーキングと低層EVの上部スペースも事務室として利用可能のため、プラス60坪のオフィスフロアとなります。
左側が、ホテル棟の「ヒルトン横浜」地上26階と右側が、オフィス棟の「Kタワー横浜」地上21階
「Kアリーナ」と「ヒルトン横浜」はデッキで接続されます
ミュージックテラス全体 敷地所有者は、ケン・コーポレーションです
テナントに、ヒルトンホテルが入り、オフィース棟には様々な企業と商業施設も入っていきます
地下には駐車場ができます
工事期間は、2020年8月着工で2023年7月竣工予定
オフィース棟 2023年8月 入居
ホテルとアリーナは 2023年9月から稼働します
「ヒルトン横浜」と「Kタワー横浜」の手前には貨物線の高島線と帷子川があり、川沿いでは高島線を超えて「ミュージックテラス」に接続する「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」の建設が行われています。ここが完成すると「横浜」駅から道路を通らずにアクセス可能となります。
これが、横浜みなとみらいに完成すると、世界最大級の音楽アリーナと横浜初のヒルトンホテルが誕生します